人工透析(血液透析)治療とは
慢性腎不全になった場合、体内で不要な水分や物質を体外に出し、尿毒素に汚染された血液を、きれいにして体内に戻す治療が必要となってきます。その治療こそが人工透析(血液透析)治療です。これは、人工腎臓と呼ばれるダイアライザー装置に体内の血液を送り、本来腎臓が果たしていた機能の一部である水分の除去や老廃物質・有害物質の除去、電解質の濃度調節、血液pH(酸−アルカリ性)の改善を行い、血液をきれいにして体内に戻す治療で、日本国内の腎不全患者さんのほとんどが選択しています。透析治療は、症状により多少異なりますが、平均週3回・1回4〜5時間行われるのが一般的です。当院でも、週3回・1回4〜5時間を平均治療時間としています。