脈波伝搬速度(血管年齢)検査 所要時間:10分
脈波伝搬速度検査では、両手、両足首の4箇所同時に手足の血圧を測定します。心臓から押し出される血流により生じた拍動が、血管を通じて手や足に届くまでの速度(脈波伝搬速度)を測定します。血管が硬い(動脈硬化が強い)ほど、その速度が速くなることを利用し、患者様の血管年齢を測定します。また、足首と上腕の血圧の比で、血管の狭窄の程度が分かります。足の動脈が細くなったり、詰まっていたりすると、血流が悪くなり、足首で測定する血圧は上腕の血圧より低くなります。閉塞性動脈硬化症の診断に力を発揮します。
24時間ホルター心電図
安静時心電図に異常がない場合でも、心臓に異常がないとは断言できません。心電図変化は、患者様の症状がある時にしか現れないことも多く、異型狭心症や、ある種の不整脈は診察時間帯ではない、夜間や早朝に好発します。仕事中、運動中、睡眠中、通勤中など24時間全ての心電図を記録解析し、日常生活の様々な状況における心電図異常を見つけ出します。正確な循環器疾患の心電図診断が可能になります。
24時間自由行動下血圧測定
普段の生活のなかで、血圧の日内変動を診ることができます。夜間高血圧や早朝血圧高値は心血管病のリスクとなることが知られています。通常の外来診察時間帯では測定できない、ご自身も気づかない血圧の変動を知ることで、より適切な血圧管理が行えます。
12誘導心電図
心臓の電気的活動を記録したものが心電図です。心電図を測定することにより心筋梗塞、不整脈、心臓肥大、心膜炎、電解質失調、不整脈薬の効果や肺疾患などが分かります。心電図は循環器疾患の診断の基本検査ではありますが、その解析、読影には専門的な知識が必要となります。循環器専門医として確実な心電図診断を行います。