一般内科・循環器内科

一般内科 生活習慣病

生活習慣病は、喫煙、過労やストレス、偏った食生活、運動不足ひいては肥満といった日々の生活と密接に関連しています。内臓脂肪や酸化ストレスが私たちの健康を脅かす病気につながっていきます。メタボリック(代謝異常)症候群は、これらの健康阻害因子を重ね持っている状態ともいえます。つまり、内臓脂肪の蓄積は、高血圧・糖尿病・高コレステロール血症など動脈硬化を引き起こす病気の予備軍と考えられます。
そして、これらの病気はいずれも血管を痛める大きな要因となっています。脳梗塞、心筋梗塞、脳出血などをひとたび発症すると、生命を危険にさらすことになり、命を取り留めてもその後の生活のQOLを低下させます。

当院では、みなさまの血管の健康を育む努力をしています。血管年齢頚動脈エコー検査などにより血管の現状を把握することができます。心筋梗塞後の心臓機能については、心臓超音波検査トレッドミル運動負荷検査で評価することができます。再発予防への取り組みを患者様と一緒になって努めて参ります。医食同源の観点からも、栄養科を交えて食事についてのサジェスチョンを行って参ります。常にみなさまに丁寧にご説明し、高血圧、血糖異常および高脂血症をはじめ生活習慣病の管理・治療をきめ細やかに行って参ります。



糖尿病 ヘモグロビンA1cだけが指標ではありません。

日本国内の糖尿病患者数は、高度成長期から2007年までの40年間で約3万人から700万人程度(2007年)にまで増加しました。最新の厚生労働省の調査によると国内の糖尿病患者数は約950万人と推定されています(2012年国民健康・栄養調査)。境界型糖尿病(糖尿病予備群)を含めると2,000万人に及ぶとも言われます。

糖尿病は、合併症として網膜症、神経障害、腎症が重要です。また、血管を痛める病気です。動脈硬化から脳梗塞、心筋梗塞、末梢動脈閉塞症を起こすことを忘れてはなりません。これらの合併症は、高血圧や高コレステロール血症を合併することで助長されることが知られています。糖尿病と診断を受けられた患者様はもちろんのこと、予備群とされる方々も血糖のみならず血圧、コレステロールの管理が健康のために重要ということです。

血糖の管理にあたって、ヘモグロビンA1cは大切な指標です。一方、低血糖や食後高血糖をいかに是正していくかが肝要です。血糖の変動幅が小さくなると、ヘモグロビンA1cも小さくなりますが、注意しなくてはならいことは合併症の予防です。当院では、脈波伝搬速度頸動脈血管エコー検査、糸球体濾過量(eGFR)などの血管や腎臓の指標をチェックしながら、血管の健康という広い視野で全身の内臓機能を測りながら、きめ細かな診察でみなさまの健康管理を目指して参ります。

頸動脈は脳に栄養を供給する大切な血管です。
頸動脈は脳に栄養を供給する大切な血管です。
プラークを描出します。
プラークを描出します。

高血圧症について 家庭血圧測定の重要性

食事と運動、そして家庭血圧測定
食事と運動、そして家庭血圧測定

【本態性高血圧】

高血圧患者の9割以上を占める、本態性高血圧の原因は単一ではなく、両親から受け継いだ遺伝素因に加えて、生後の成長過程、加齢プロセスにおける食事、ストレスなどの様々な生活習慣が複雑に絡みあって生じるとされています。また、食塩感受性高血圧は、食塩の過剰摂取が高血圧を促進しているタイプの本態性高血圧と考えられています。血圧管理の一環として、24時間自由行動下血圧測定が有用です。

【動脈硬化性プラーク】

高血圧は血管にかかるストレスとなります。高い圧力にさらされた血管は、血液と接する面がある種の接着性を帯びたり、プラークを生じる結果、血管壁が障害されてスムーズな血流が妨げられます。やがて筋張って弾力性を失います。これが動脈硬化です。糖尿病や高コレステロール血症に伴って起こってくることが唱えられています。この様な変化を避け健康な血管を保つことこそが身体の健康に欠かせません。

【家庭血圧測定】

当院では、血圧の管理としてご家庭でのご自身による血圧測定をお勧めしています。診察室での血圧と比較しながら、治療に役立てて参ります。また、体重超過や塩分摂り過ぎは高血圧の誘因となります。当院では管理栄養士によるきめ細やかな食事面からのサポートもして参ります。


二次性高血圧 治療抵抗性・若年発症型高血圧

ほとんどの場合、高血圧は生活習慣や遺伝的な要素が原因となります。ところが、約1割の症例で血圧を上げる別の病気が要因となっている場合があります。ある種のホルモン産生腫瘍や動脈硬化による血管狭窄が原因となって、高血圧となる症例が二次性高血圧です。薬で血圧の下がり切らないケースや20歳代前後から指摘された高血圧の方などについては、二次性高血圧症の見地からの検査・診断を行って参ります。

心房細動と脳卒中 年齢とともに要注意です。

【心房細動】

正常な心臓の拍動は規則正しいリズムを刻んでいます。1分間に60〜80回程度の脈を打ちますが、心房細動になると脈は不規則で、早過ぎたり(頻脈)遅過ぎたり(徐脈)が混在します。一過性に不整脈を呈し、まもなく元の規則正しい脈を取り戻す場合もあります。発作の際には、動悸や胸の違和感・痛みとして自覚する人が多いですが、慢性化して無症状の人も少なくありません。

【心不全】

この心房細動は、心臓のポンプとしての働きを極端に低下させるため、心房細動発作とともに心不全を来たす人がいます。規則正しい脈に戻すことができるとよろしいのですが、薬剤が無効の場合、電気的に不整脈を停止させること(電気的除細動)もあります。たいていの場合、脈を比較的ゆっくりにすることで楽になり心不全を回避できます。

【心原性脳塞栓】

一方、この心房細動を起こすような心臓には形態の特徴がみられます。震えている心房の壁は伸びきって、空間的に広がった心房となります。大変困ったことに、この心腔の中で血栓が生じてしまいます。心臓は血液を循環させるポンプです。この血栓が何かの拍子に心臓から拍出されると、体中に分布する動脈を血栓が血流に乗って、末端の血管を塞いでしまうわけです。これが脳血管である場合、心原性脳塞栓となります。たいへん重症の脳梗塞となることが少なくありません。今日、この心原性脳塞栓を予防する取り組みが浸透しつつあります。年齢を重ねるとともに心房細動と心原性脳塞栓は頻度が高くなります。過去に不整脈を指摘されて、それっきりになっている方がおられましたら、ぜひご相談ください。

重症脳梗塞
重症脳梗塞

心不全について 原因と症状


【呼吸と循環】

心不全という言葉からイメージすることはどんなものでしょうか。心臓はご存知のとおり身体中に血液を循環させるポンプです。人間は呼吸をして酸素を体内に取り込みます。酸素は肺で血液に渡され、心臓のポンプで脳、内臓や筋肉へと送られます。そうやって心臓は血管の緊張と協調して血圧を維持します。心臓は一時も休まず、この血液の流れを絶え間なく維持します。このポンプが働かなくなると、たちまちにして人間は生命の危険にさらされることになるのです。

【自律神経の関与】

心臓はたくましい臓器です。一日約10万回の拍動を繰り返しています。運動や睡眠といった身体の状況に応じて緻密に心臓の働きや血管の緊張は制御されています。そこには自律神経が強く関わっています。ストレスや過労といったことが自律神経のバランスを崩すきっかけとなり、ひいては心不全に至ることも肯けます。心臓が本来の機能を果たせなくなる原因には、長年の高血圧、弁膜症、腎不全によるものや、不整脈発作、狭心症や心筋梗塞といった急激な胸痛と呼吸困難で生じるものがあります。

【心不全の兆候】

血液の循環が妨げられますと、胸がきつくなり呼吸がつらくなったり顔や手足がむくみます。意識を失うこともあります。症状が表面化した際には、緊急の治療を要する場合が少なくありません。当院では、心不全の兆候を見逃さぬよう日頃から基本に忠実な診察を基に、心電図胸部レントゲン検査心臓超音波検査を駆使し、心臓機能の把握に注意を向け、みなさまの健康管理のお手伝いをして参ります。

狭心症・胸痛症候群 睡眠障害や胃酸逆流の可能性と併せて

狭心症?
狭心症?

【狭心症】

「時々、胸痛があり、他所で心電図検査を受けた時は異常なしと言われたのですが?」という経験がおありでしょうか。
狭心症発作の心電図変化は、実際に胸痛などの自覚症状が発生した時にしか異常が現れないことがほとんどです。そのため、狭心症の発作がない時に病院やクリニックを受診されると「心電図は正常です」と診断されることがよくあります。また、同じく不整脈も自覚症状がある時にしか心電図異常が現れません。そこで当院では、これまで数多くの「胸痛」や「動悸」に関する患者様の訴えを聞いてきた経験を生かし、運動負荷試験心エコー24時間心電図検査を行い、正確な循環器疾患の診断を心掛けております。

【閉塞性睡眠時無呼吸症候群】

閉塞性睡眠時無呼吸症候群(Obstructive Sleep Apnea Syndrome:OSAS)とは、睡眠中の無呼吸や、喉の空気の流れが弱くなった状態(低呼吸)が1時間に何回も起こる状態のことです。睡眠中に呼吸が止まり、呼吸が再開するときに大きないびきを反復します。昼間の睡魔、熟睡感がない、記憶力が低下する、起床時頭痛などの症状が見られ、同室のご家族の発見が受診のきっかけとなることも少なくありません。睡魔は時と場所を選びません。車の運転中、高所での作業中、重要な会議中など著しく支障を来たしたり、生命を脅かすことになりかねません。高血圧や心臓病、糖尿病など生活習慣病とSASの因果関係が明らかになっております。当院では終夜睡眠ポリグラフを装着することで、睡眠中の呼吸状態や心拍数の変化を知ることができます。薬を飲んでも血圧が下がらない、朝方の血圧が高い(早朝高血圧)の患者様では、この睡眠障害が原因である場合があります。治療をすることで血圧が改善する患者様も多くおられます。

【逆流性食道炎】

胸やけ、呑酸、食道のつかえ感、胸痛や咳といった胸痛を含む症状の場合、食道への胃酸の逆流が原因となっていることがあります。健診やドックでの胃内視鏡検査をお受けの患者様では、ヘリコバクターピロリ菌の有無と合わせ、食道裂孔ヘルニアの有無をご確認ください。胸痛の診断に役立ちます。本物の狭心症なのか、逆流性食道炎なのかの判別は必ずしも簡単ではありません。当科では詳しい問診と検査・診察を踏まえて正確な診断を行ってまいります。

診療時間

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午前の受付終了は12:30、午後の受付終了は17:30になります

人工透析

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